Windows 10をセーフモードで起動する方法:初心者向けステップバイステップガイド
Windows 10でセーフモードにアクセスする実践的な方法
Windows 10は時には手こずることもありますよね。突然動作がおかしくなって、何もできなくなることも。そんなときに役立つのが「セーフモード」。必要最低限のシステムだけで起動し、問題の原因を見つけやすくしてくれます。ここでは、厳しい状況でも確実にたどり着く方法をご紹介します。
最初の一歩:コンピュータの再起動
再起動は簡単と思いきや、時にはちょっとしたコツが必要です。スタートメニューから電源ボタンを押して「再起動」を選ぶのが基本ですが、フリーズして動かない場合は電源ボタンを長押しして強制終了させてから再度電源を入れると良いでしょう。
もう少しコントロールしたい方は、設定 > 更新とセキュリティ > 回復から「今すぐ再起動」をクリックしてください。この操作は、安全モードに入るために必要な手順の一つです。
ブートプロセスを途中で中断する
起動途中に画面をよく見てください。Windowsのロゴが表示されたら、電源ボタンを長押ししてシャットダウンします。これを三回繰り返してください。
ちょっと奇妙に思えるかもしれませんが、この操作を繰り返すとWindowsがリカバリーモードを起動しやすくなります。
一部の人はShift + F8を押そうとしますが、最近の高速起動では効きにくいことも。手動で中断する方が確実です。
三度目で自動的に「Windowsリカバリー環境(WinRE)」が開きます。
セーフモードへのナビゲート
WinREに入ると、いくつかのトラブルシューティングオプションが見えるはずです。「トラブルシューティング」を選び、その次に「詳細オプション」をクリックしてください。ここが本番です。必要のないものを排除し、問題解決に役立つ基本的な選択肢だけが表示されます。
スタートアップ設定を見つける
次に、「詳細オプション」の中から「スタートアップ設定」を探します。選択すると、もう一度再起動準備が整い、そのあとにさまざまな起動オプションの一覧が表示されます。
もしリカバリーメニューにいる場合は、「その他の回復オプションを見る」や、「スタートアップ設定から今すぐ再起動」を選んでください。最速の方法を選ぶのがコツです。
「再起動」ボタンを押すと、いよいよセーフモードへの準備完了です。
セーフモードの選択
再起動後、オプションのリストが表示されます。ここでは数字キーを使います。シンプルなセーフモードを選びたいなら、4やF4を押します。
インターネット接続も必要なら「ネットワーク有りのセーフモード」(5 / F5)を選びましょう。
コマンドプロンプトを使いたい場合は6 / F6を選択します。
これらのモードは、システムの問題を引き起こしている原因を見つけるのに役立ちます。
セーフモードを最大限に活用しよう
セーフモードを使えばさまざまなトラブルを解決できます。ただし、万能ではありません。特にインターネット接続が必要な場合は、「ネットワーク有りのセーフモード」を選ぶと便利です。
問題の原因になっている不要なアプリやアップデートをアンインストールするのにも最適です。
マルウェアの除去には、コントロールパネル > プログラムのアンインストールや、設定 > アプリから行います。
また、エラーメッセージに注意を払いましょう。これらの情報は問題を特定する手がかりになります。さらに、大事なファイルは作業前に必ずバックアップしておくことをおすすめします。
よくある質問:セーフモードについて
そもそもセーフモードって何?
セーフモードは、Windowsが「基本モード」で起動する機能です。必要最低限のドライバやサービスだけが動く状態で、問題の原因となるソフトや設定を切り分けるのに役立ちます。
セーフモードからどうやって抜けるの?
簡単です。通常通りコンピュータを再起動すればOKです。
もし、「msconfig」を使って設定している場合は、msconfig
を開き、「ブート」タブの「セーフブート」のチェックを外して再起動してください。
セーフモードでファイルを復元できる?
セーフモードはファイル回復にはあまり向いていません。あくまでもトラブルシューティング用のモードです。ただし、ファイルにアクセスできなくなる原因のソフトウェア問題には効果的です。
実際のファイル復旧には、Windowsファイルリカバリーやサードパーティ製のツールを使うことになります。
セーフモードに入れない場合は?
システムに大きな問題がある可能性があります。その場合は、Windows 10のリカバリUSBドライブから起動するのがおすすめです。
次の手順を参考にしてください:
– Windows 10のUSBリカバリードライブを用意します。
– 再起動し、USBから起動するよう設定します(BIOS/UEFIの設定変更が必要になるかも)。
– 修復コンピュータ > トラブルシューティング > 詳細オプション > コマンドプロンプトを選び、bootrec /fixmbr
やbootrec /fixboot
といったコマンドを実行して修復します。
すべてのWindowsバージョンでセーフモードは使えるの?
はい、ほとんどのWindowsバージョンで利用可能です。方法は少しずつ変わるかもしれませんが、基本的な仕組みはXPから最新のWindowsまで同じです。
Windows 11もほぼ同じ手順でアクセスできます。設定メニューの「システム → 回復 → 高度なスタートアップ」から呼び出せます。
セーフモード起動のポイントを再確認
- コンピュータを再起動
- 複数回起動中に強制終了してリカバリモードへ
- 「スタートアップ設定」で再起動し、オプションを呼び出す
- 好きなSafe Modeを数字キーで選択
3>「トラブルシューティング」に進む
セーフモードのまとめ
セーフモードでの起動は、まるで車のエンジンルームを覗き見るような感じです。普段見えないところを確認でき、問題の原因特定や、原因を取り除くのに頼れる手段です。ちょっとした異常やアップデートのトラブルには、まずセーフモードを試すのが王道です。もし頻繁に使うようなら、根本的な解決策を検討した方がいいかもしれません。この操作を覚えておけば、トラブル時に大きな助けになるでしょう。忘れずに手元に控えておくと安心です!