Windows 10をセーフモードで起動するための基本手順
Windows 10をセーフモードで起動するには
Windows 10をセーフモードで立ち上げると、ちょっとしたトラブルや使いにくいソフトウェアに対処しやすくなります。セーフモードは必要最低限のドライバーやサービスだけを起動し、余計なものを排除するので、原因追究に最適です。操作は難しくありませんが、手順が少し絡むこともあります。焦らず順番に進めていきましょう。
まずは基本:設定画面にアクセスしよう
最初にやるべきことは、設定画面を開くこと。WindowsキーとIキーを同時押しするとパッと開きます。もしくは、スタートボタンをクリックして歯車のアイコンを選ぶのも◎です。これがセーフモードへの入り口となります。
もし勇気がある方は:コマンドプロンプトやPowerShellを管理者権限で開き、次のコマンドを入力してみてください:
shutdown /r /o /f /t 00
これを実行すると、Windowsが再起動して「詳細スタートアップ」オプションに入ります。便利ですので覚えておきましょう。
リカバリーオプションを探す
設定画面の中の「更新とセキュリティ」を開きます。ここにWindowsの更新やトラブル対策の設定があります。選択したら、「リカバリー」タブに進みましょう。次のステップで必要になる場所です。
豆知識:「ms-settings:recovery
」と入力して、「ファイル名を指定して実行」(Win + R)から直接アクセスすることも可能です。
詳細起動モードへ進む
次に、「リカバリー」タブを選びます。ここにはシステム修復のオプションが集まっています。特に「今すぐ再起動」ボタンをクリックしてください。この操作で「高度なスタートアップ」メニューに入ることができます。
もしコマンドラインから操作したい場合は、再び:
shutdown /r /o /f /t 00
これにより、WinRE(Windows回復環境)へと案内されます。
トラブルシューティングモードを選ぶ
PCが再起動したら、メニューが表示されます。そこから、「トラブルシューティング」を選びましょう。これは問題解決の中枢です。診断や修復ツールが用意されていて、コマンドプロンプトもここからアクセス可能です。とっても便利ですよ。
詳細オプションへ進む
「トラブルシューティング」メニュー内の「詳細オプション」をクリックします。ここはもっと専門的な修復操作や、セーフモードの設定場所です。さまざまな修復ツールや、「スタートアップ修復」もここから選べます。
スタートアップ設定を選ぶ
次に、「スタートアップ設定」をクリックします。ここでは起動方法の選択や、セーフモードのバリエーションを指定できます。準備ができたら、「再起動」をクリックして再起動しましょう。
セーフモードに入る
再起動後、以下の選択肢が表示されます:
- 4またはF4:セーフモードの有効化だけが必要な場合。必要最小限の機能だけ起動します。
- 5またはF5:ネットワーク付きセーフモード。オンラインに接続しながら作業できます。
- 6またはF6:コマンドプロンプト付きセーフモード。技術的に詳しい方におすすめです。
これらのいずれかを選んで起動すれば、トラブルの原因を調査・解決しやすくなります。
セーフモードの起動に関するちょっとしたコツ
操作そのものが面倒な場合は、別の方法もあります。ログイン画面でShiftキーを押しながら再起動をクリックしてみてください。
やり方は簡単です:
- ログイン画面の右下にある電源アイコンをクリック。
- Shiftキーを押しながら、「再起動」を選択。
これでリカバリーメニューに直行でき、手順を省けます。
また、ネットワーク付きセーフモードなら、トラブル診断ツールもすぐに使える状態です。いざという時の助けになりますよ。
セーフモードに関するよくある質問
セーフモードの目的は何ですか?
セーフモードは、システムの問題解決のための頼もしい味方です。最低限の機能だけを読み込むことで、マルウェアの除去や起動時の奇妙な症状解消に役立ちます。余計なものを排除して、原因を突き止めやすくします。
セーフモードでインターネットは使えますか?
はい、ネットワーク付きセーフモードを選択すれば、インターネットに接続できます。必要なドライバーだけを読み込むので、ツールをダウンロードしたりアドバイスを検索したりするのに便利です。
Windowsは自動的にイーサネットやWi-Fiのドライバーも読み込みます。
セーフモードから復帰するにはどうしたらいいですか?
簡単です。通常通り「再起動」を選ぶだけ。これでWindows 10の標準環境に戻ります。特に難しい操作はありません。
セーフモードでソフトウェアをインストールできますか?
基本的には難しいです。セーフモードはシステムの最低限の状態を維持しているため、インストール操作は制限されることがあります。何か危険な動作を防ぐための措置です。
セーフモードはWindowsのバージョンごとに違いますか?
少し異なりますが、基本的な仕組みは変わりません。Windows 10や11など最新のWindows系ではほぼ同じ手順でアクセスできます。困った時の安心のために、知っておくと良いでしょう。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、セーフモードは問題解決の強力な味方です。不具合に直面したときや余計な障害を取り除きたいときに役立ちます。解決したら普通に再起動すればOK。もしトラブルが続くなら、専門家に相談するのも賢明です。操作方法さえ覚えれば、トラブル回避の強い味方になるでしょう。安全に問題に立ち向かうためにも、ぜひこの知識を身につけてくださいね。
こちらもチェック:
- Windows + Iキーで設定を開く
- 更新とセキュリティからリカバリーを選択
- 「今すぐ再起動」をクリック
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」を選ぶ
- スタートアップ設定を選び、再起動
- ファンクションキーでお好みのセーフモードを選択完了!