Windows 10でBluetoothを有効にして使い始めるには

Windows 10でBluetoothを動かすのはそんなに難しいことではありませんが、慣れていないと少しつまずくこともあります。まず最初に、自分のパソコンにBluetoothが搭載されているかを確認しましょう。スペック表の隅に小さく書かれていることも多いので、意外と見落としがちです。Bluetooth対応しているなら、通常はWindowsの設定から数クリックで有効にできますが、確実ではありません。タイミングや設定次第でスムーズに動作したり、そうでなかったりということもあります。

Bluetoothを有効にする基本的な手順は?

Bluetoothをオンにするには、シンプルな道筋をたどるのが基本です。ただし、Windowsはたまに予想外の挙動を見せることもあるので、注意が必要です。

まずはBluetoothサポートの有無を確認

始める前に、自分のデバイスにBluetoothが搭載されているかを確かめましょう。デバイスマネージャーを開くには、タスクバーの検索から検索するか、Win + Xを押してメニューから選びます。そこに「Bluetooth」と表示されていればOKです。もし見当たらなければ、外付けのUSB Bluetoothアダプタを使う必要があるかもしれません。

念のため、コマンドプロンプトからこちらのコマンドを実行して確認するのもおすすめです:
powershell -Command "Get-PnpDevice -FriendlyName '*Bluetooth*'"
これで必要な情報が得られるはずです。

Windows設定を開く

次に、Windowsの設定画面に進みます。スタートメニューの歯車アイコンをクリックするか、Win + Iを押すとアクセスできます。そこで、デバイスを選びましょう。いつもそこにあります。急ぎの場合は、スタートメニューの検索で「Bluetooth設定」と入力してもOKです。

デバイスタブに移動

設定画面の左側メニューからBluetoothとその他のデバイスを選び、スイッチをオンに切り替えます。これは、Bluetoothを使うためのスイッチのようなものです。

もし素早く操作したい場合は、システムトレイのアクションセンターアイコン(Win + A)をクリックし、Bluetoothのトグルを操作する方法もあります。ただし、トグルが表示されている必要があります。

Bluetoothを有効化する

Bluetoothが見える状態になったら、スイッチを「オン」にします。もしこれに問題がある場合は、PowerShellから次のコマンドを実行してみてください:
Get-PnpDevice -FriendlyName '*Bluetooth*' | Enable-PnpDevice -Confirm:$false
GUI操作がうまくいかないとき、PowerShellコマンドで有効にできることもあります。

また、WindowsのサービスBluetoothサポートサービスが稼働しているかも確認しましょう。実行(Win + R) > services.mscから確認できます。もし停止していたら、右クリックして「開始」を選びましょう。

デバイスのペアリング

Bluetoothをオンにしたら、「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加」をクリックします。画面の指示に従い、ペアリングしたいデバイスをペアリングモードにしましょう。つまり、点滅したり、信号を送ったりして、接続待ちの状態になっていることを確認します。メーカーもこうした目印を使って案内しています。

Bluetooth管理をスムーズに行うためのコツ

  • ドライバーを最新に保つ:定期的にデバイスマネージャーでBluetoothドライバーを更新しましょう。これがトラブル防止につながります。
  • Windowsのアップデートを忘れずに:こまめにアップデートを行いましょう。設定 > 更新とセキュリティ > Windows Updateから簡単にできます。
  • 電源設定に気を付けて:電源プランを高パフォーマンスに設定し、コントロールパネル > 電源オプションで調整しましょう。また、Bluetoothデバイスのプロパティから「コンピューターがこのデバイスの電源を切ることを許可する」のチェックを外すと良いでしょう。
  • 外付けBluetoothアダプタの利用:内蔵Bluetoothが認識されない場合は、USBのBluetoothドングルを使うのも便利です。差し込むだけですぐ使えます。
  • 必要に応じて再起動:動きがおかしいときは、PCやBluetoothサービスを再起動してみてください。

よくあるBluetoothに関する質問

なぜデバイスマネージャーにBluetoothが表示されないの?

お使いのパソコンにBluetooth機能が内蔵されていない場合もありますし、ドライバーが正常に動作していない可能性もあります。devmgmt.mscを開いて、ドライバーに問題がないか確認しましょう。

パソコンにBluetoothが搭載されていない場合はどうしたら?

USBのBluetoothアダプタを購入しましょう。ほとんどはプラグアンドプレイ対応で、差し込むだけですぐ使えます。Windowsも自動的に認識します。

接続できないときの対処法は?

両方のデバイスをペアリングモードにしているか確認してください。それでも駄目なら、一度デバイスを設定から削除して、やり直すのも手です。

外付けのBluetoothアダプタは必要?

内蔵Bluetoothがあるなら不要です。しかし、搭載されていない場合は、USBタイプのアダプタを用意しましょう。

Bluetoothの通信範囲はどれくらい?

一般的には約10メートル(30フィート)程度ですが、壁や障害物があると届きにくくなることもあります。

Bluetoothを有効にするまとめ

  1. デバイスマネージャーWin + X > デバイスマネージャー)でBluetoothを確認。
  2. 設定(Win + I)を開き、デバイスに進む。
  3. Bluetoothとその他のデバイスを選び、スイッチをオンにする。
  4. サービス(services.msc)でBluetoothサポートサービスが動作しているか確認。
  5. Bluetoothまたはその他のデバイスを追加」からペアリングを行う。

Bluetooth設定のまとめ

Windows 10でBluetoothを使い始めるのはそこまで難しくありません。少しだけ手間がかかることもありますが、一度設定してしまえば、その後はワイヤレスの便利さを存分に享受できます。ドライバーを最新に保ち、電源設定に気を付けることで、トラブルも未然に防げます。焦らずコツコツ進めれば、あなたの生活をワイヤレスの世界にスムーズに導くことができるでしょう。