Visual Studio Codeでフォルダ名を簡単に変更する方法
VS Codeでフォルダの名前を変える方法
さて、結論から言うと、VS Codeでフォルダの名前を変更するのは特別な操作ってわけじゃないんですが、ちょっとしたコツを知らないと意外と厄介になることも。私も何度か痛い目に遭ったことがあります。最初は普通に名前を変えても問題なかったのに、ふと気づいたらインポートや参照がすっかり壊れてしまう。実は、VS Codeはフォルダを右クリックして名前を変えるだけだと、自動でその参照を更新してくれないんです。そこが一番の落とし穴だったと今では気付いたわけです。なので、今回は私が解決できた方法をわかりやすくお伝えします。
壊さずにフォルダ名を変更する正しいやり方
エクスプローラーを開く
まずはエクスプローラーのパネルを出しましょう。左サイドバーにある、積み重なった二つの書類アイコンが目印です。それをクリックすれば、あなたのプロジェクト内のフォルダやファイルが一覧で見えるはずです。表示されていない場合は、Ctrl + Shift + Eを押すか、メニューの View > Explorer から開きましょう。私も複雑なディレクトリ構造のときはこれで目的のフォルダを見つけることが多いです。特に巨大なプロジェクトの場合、ブラウジングが格段に楽になりますよ。
対象のフォルダを見つけて選択
スクロールしたり検索したりして、変更したいフォルダを見つけましょう。大規模なプロジェクトなら、Ctrl + Pで検索窓を開き、フォルダ名の一部を入力して選択を楽にするのもおすすめです。また、あらかじめシステムのファイルエクスプローラーで親フォルダを開いて中身を確認してからVS Codeに戻る方法もあります。もしフォルダを見つけたら、そのアイコンを右クリックしてください。メニューがポップアップ表示されます。
「名前の変更」オプションを使う
メニューの中から Rename
を探しましょう。私の古いASUSノートだと、ちょっと見つけにくかったり、詳細設定の中に隠れていたりしましたが、普通はすぐに見つかるはずです。それを選択すると、フォルダ名が編集可能な状態に変わります。まるでファイルの名前を変えるときのように新しい名前を入力できます。キーボード操作派の方は、フォルダを選択した状態でF2を押すのも便利です。エクスプローラーでもおなじみのショートカットですね。簡単な操作ですが、ただし注意点もあります。さもないと、後でエラーが出て困ることになるかもしれません。
最後に:Enterキーを押して変更完了、その後の依存関係を確認
名前を入力したらEnterを押します。これだけでフォルダ名の変更は完了です。ただし、気を付けてほしいのは、これはあくまでファイルシステム上とVS Code内の表示だけを変える操作だという点。コードの中で相対パスやインポート文でこのフォルダを参照している場合、そちらも手動で修正しないとエラーが出続けます。一部の拡張機能や便利ツール(例えばPath IntellisenseやProject Managerなど)を使えばリンク切れを教えてくれますが、自動で修正してくれるわけではありません。私も最初は「モジュールが見つからない!」とエラーに悩まされました。
なぜ正しくリネームすべきなのか?
見た目をスッキリさせるのはもちろん、フォルダ構造をきちんと整理しておくと、数週間後に作業に戻ったときや複数人で同じプロジェクトを進める場合に非常に便利です。たとえば、「temp_files」から「uploads」へ名前を変更すれば、コードもより直感的になり、混乱も減ります。でも注意! 変更後に参照部分をきちんと修正しないと、ビルドエラーや実行時エラーの原因になります。私もこれには痛い目に遭いました。必ずリネーム後に動作確認をしましょう。
プロが教えるツボと注意点
- リネーム後は、必ず参照先やインポートパスを見直してください。見落とすと、「モジュールが見つからない」エラーに何時間も悩まされる羽目になります。Ctrl + Shift + Mで出るVS Codeの「Problems」タブは頼りになります。
- 大きなプロジェクトでは、コマンドラインツールも併用しましょう。たとえばLinuxやmacOSなら
mv
やrename
コマンド、WindowsならPowerShellのRename-Item
コマンドがおすすめです。一気にリネームしてしまえば手間が省けますが、その後の参照修正も忘れずに。TypeScriptやC#、Javaのような言語を扱う場合は、IDEやプラグインのリファクタリング機能を活用すると安心です。 - そして超重要:Gitや他のバージョン管理システムを使っているなら、リネームの前後には必ずコミットをしましょう。そうすれば、何が変わったのか一目でわかりますし、もし失敗しても簡単に戻せます。
git diff
を使えば変更点の確認も楽です。これはかなり心強い味方です。
正直に言うと、最初はVS Codeの動きの鈍さにイライラしましたが、理解したのは、VS Codeは自動でインポートや参照を更新しないということ。やるべきことは、手動で確認したり、拡張機能を利用したりする必要があるということです。とはいえ、操作はそんなに難しくありません。ちょっとだけ注意すれば十分です。この記事がお役に立てば幸いです。やっと理解できたときには、長かったなぁと感じました。リネーム後に壊れたビルドやエラーに悩まなくて済むように、お祈りしています!