Windows 10のセーフモードに入る: 本当のやり方

Windows 10の動きがおかしくなったときは、まずセーフモードを起動して原因を探るのが基本です。この最小限のモードは、邪魔なソフトウェアの干渉やウイルスのような悪意のあるプログラムを排除しやすくします。ただし、ただクリックして入るだけではなく、ちょっとだけ起動の途中で妨害する必要があります。面倒にならずにセーフモードに入れる方法をご紹介しますので、焦らずトライしましょう。

コンピュータを再起動する(これ、基本中の基本です)

普通にパソコンを再起動してください。スタートメニューを開き、電源アイコンをクリックして「再起動」を選ぶだけです。ただ、システムがフリーズ状態の場合は、Powerボタンを長押しして強制的に電源を切り、その後もう一度電源を入れればOKです。これがセーフモードに入るための第一歩です。

起動の妨害を強制する

パソコンが再起動を始めたら、すぐにPowerボタンを押し続けてください。Windowsロゴが出た瞬間に押さえ、そのまま3回連続で電源を切ると、Windowsはあなたの意図を認識します。すると、「Windows回復環境」(WinRE)に入ることができ、そこから本格的な修復作業が始まります。

回復オプションの場所を探す

次に表示されるメニューでトラブルシューティングを選び、その中の詳細オプションに進みます。ここからは、スタートアップ設定で設定を変更したり、コマンドプロンプトを使ったりできます。いずれも修復や診断に役立つツールです。

スタートアップ設定に進む

「スタートアップ設定」をクリックして、「再起動」ボタンを押しましょう。すると、もう一度再起動が始まり、さまざまな起動オプションのリストが現れます。ここに安全に起動する方法も含まれています。

セーフモードの種類を選ぶ

起動後に画面にオプション一覧が表示されるので、標準のセーフモードに入りたい場合は4またはF4を押します。もしインターネットにも接続したい場合は、5またはF5を選び、「ネットワーク付きセーフモード」で起動します。トラブル解決中にネットから修正ファイルやツールをダウンロードするのに便利です。一度入れば、必要最低限のドライバやサービスだけで起動し、原因の特定に役立つ情報も見つかるかもしれません。

セーフモードについての補足情報

最初のトラブルシューティングで解決しない場合は、ネットワーク付きセーフモードを試すのもおすすめです。オンラインでサポートを受けたり、アップデートを行ったりする際に非常に役立ちます。また、問題のあるアプリやドライバーをアンインストールするのにも適しています。セーフモード中にエラーメッセージを見つけたら、メモしておくと後で調査するときに役立ちます。そして、Windowsは常に最新の状態に保つことが重要です。修正プログラムは定期的にリリースされており、セーフモードに入る必要を減らすこともあります。ただし、設定を変更する前に重要なデータはバックアップを忘れずに行ってください。万一のときに取り戻せなくなるのは辛いですからね。

よくある質問:セーフモードについて

そもそもセーフモードとは何ですか?

セーフモードはWindowsの応急処置モードです。必要最低限のドライバーとサービスだけで起動し、ソフトウェアの干渉や設定ミスによる問題の原因をつきとめやすくします。

セーフモードから通常モードへはどうやって戻るの?

簡単です。通常通りに再起動すれば、通常のWindowsに戻ります。ただし、何度も勝手にセーフモードになってしまう場合は、設定がおかしい可能性が高いです。msconfigを開いて(Windowsキー + R、入力してEnter)、ブートタブを確認し、セーフブートのチェックを外してください。

セーフモードで削除したファイルは復元できる?

セーフモードはあくまでトラブルシューティング用で、ファイルを復元するためのツールではありません。削除したデータを取り戻すには、RecuvaEaseUS Data Recovery Wizardなどの外部ツールを使うのがおすすめです。

セーフモードに入れないときはどうしたらいい?

何度やってもセーフモードに入れない場合は、手順を見直してください。継続的に失敗する場合は、システムの破損やハードウェアの故障など、より深刻な問題が原因かもしれません。その場合はプロのサポートを検討してください。また、設定画面の詳細起動オプションから手動で設定を調整することも可能です。

セーフモードはWindowsのすべてのバージョンで使えるの?

はい、もちろんです。Windows 7、8、10など、さまざまなバージョンで利用可能です。トラブル時の基本ツールとして覚えておいて損はありません。

まとめ:セーフモードを使いこなそう

セーフモードは、まるでメカニックが車の点検をしているようなものです。不要なプログラムやドライバーを排除しながら本体の状態を確認でき、ソフトウェアの不具合やマルウェアに悩まされているときに非常に頼りになります。とはいえ、重症の問題は専門家の助けが必要になることもあります。ですが、セーフモードの使い方さえわかっていれば、トラブル時の対応も格段にスムーズになります。少し練習すれば、問題解決までの時間がぐっと短くなるので、自信を持って対処できるようになるでしょう。